2才児をお持ちの方で私立幼稚園の3年保育を考えている方は、どこにするか真剣に考える時期かなと思います。
うちも昨年秋に私立幼稚園の面接を受けて、今年入園しました。が、2ヶ月たらずで退園。
選び方を失敗しました。
失敗した私が反省した上で考える「幼稚園選びの際の5つの留意事項」を書きます。
ひとつの参考になれば幸いです。
幼稚園選び失敗の原因と辞めた理由についてはこちらに書いています。
1.サラッと見学してもわからない事が多い
実は失敗した幼稚園のプレに半年通っていました。「そのあいだに合わないって気づけよ!」って話ですが、プレの先生は別枠(学〇プレ)かつ母子一緒だったので違う雰囲気とやり方で気づけなかったんです…。
幼稚園のことをなにも知らないド素人の私。園内に入るとはいえ、横目にちょろっとみるだけでは分からないことが多かった。
ましてや、さーっと園内を一回りし横を通るくらいでは
「ふ~ん。へ~。」「こういう施設設備なんだぁ」ぐらいにしかならなくないですか?
見学に行ったら、できることなら一斉保育の様子をじっくり見るのがおすすめ。
幼稚園の活動(一斉保育)の時間を10分くらい「通し」で見れば先生がどんな風に子どもたちを導いてるのか、それに対する子どもたちの反応、従わない子へ先生がどんな声かけをするのか見ると良いのではないでしょうか。園や日にもよるけど一斉保育の時間はだいたい10時から11時頃かと思います。
追記(2020年現在コロナで見学が出来ない所も多いとおもいます。園庭の柵の外から見て先生の声、子供たちの声を聞くくらいですかね。小さい子連れだと不審者には見えないと思います)
2.ネット情報を信用してはならない
まずこれだけは言える。幼稚園に関してネット情報は全く信用できない。
なぜなら多くのママ向け情報サイトで”特定の法人に対するネガティブな発言”が禁止されていて、例えそれが個人を特定するものや”誹謗中傷”でなくても「先生があまりよくなかった」「おすすめしない」「事件があった」等書けば削除や一部修正されることがあるからです。伏字にしますが、みんなの**園情報やウ*メ*ズ*ークに書かれているクチコミ情報は基本「良いこと」しか書いてないと思います。
<オフライン情報も参考程度にしか…>
転勤族の私が出来る事として公園で遊んでいる幼稚園ママにそれとなく聞いたりもしました。そこでは給食の有無などの一般情報は聞けますが、ネガティブ情報はやはり出てきにくいです。園にあまり良い思いを持っていなくても、だれかよくわからない人に本音を話す人も少ないでしょう。クチコミとして信用できるのは、信用関係のある相手から直接聞いたことのみ。なおかつ、できれば転勤などで複数園経験のあるママ、きょうだいで違う園に通わせた経験のあるママなど要は比較対象を持っている人に聞くほうがよいです。(と昔の自分に言い聞かせたい)
3.園長先生の方針、考え方が大事
実際に子供に毎日接するのは担任の先生ですが、その先生にもし間違いがあったときそれを指摘指導するのは園長です。トラブルの対応も最終的には園長でしょう。その園長が、園の経営や自分の立場のことよりも子どもを主体に最優先に考えているかどうかで全く違うと思います。
また、普段から現場に入って先生たちと同じように子供と接しているか、どれだけ現場を知っているかも大事だと思います。幼稚園はとにかく理論よりなにより「現場」が大事な職場でしょうから。
4.人を見る
結論にもなるところですが、結局は「人」です。
どんなよいシステムや設備があろうと、よいカリキュラムや教育方針があろうと、それを行う大人たち(園長はじめ先生方)がよくなければ本来の機能を持ちません。会社と同じで。
見学や説明会では特に聞きたいことがなくてもあえて話しかけて直接接触してみるといいと思います。
例えば、「うちの子、こういうところがあって園生活が心配なのですが…」と相談し園の対応方法やアドバイスを聞いてみると、その園のやり方が垣間見れて何か分かることがあるかもしれません。
回答になんとなくしっくりこない時は「こんなものかな」で片付けず他の園を見に行き比較するのが一つの方法だと思います。(これ一番大事)
5.条件面で譲れないことなどあるけども、直感も大切
失敗談として、私は自分の直感をないがしろにしていたところがありました。
プレのとき園内ですれ違う先生の中に数名「あれ?」と思う雰囲気の人がいました。
そのときは「忙しいんだな~」「幼稚園てどこもこんなものかな~」と思ってやり過ごしていたんですが、その「あれ?」の感覚が正しかったと今後悔しています。「こんなものかな」で片付けて失敗しました。
正常性バイアスを外そう。
正常性バイアスとは心理学用語で、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまうこと。
私の場合、当初選んだ園は
・自宅から近い
・バスと給食あり
・プレに滑り込めた
・仲の良い友達も行く予定
という最高の条件が整っており、
「ここが良い園でうまくいけば最高」という状況でした。
その成功願望が、ネガティブな直観を無視させていました。
入園して日々通うようになり約1ヶ月で間違いを確信しました。
条件も大事だけど、
子どもを安心して預けられる「人」がそこにいるのか、もっとしっかり確かめればよかったと思います。
どんなに条件が良くても、「子供が楽しく通えない場所」だったり「園に不信感」が少しでもあると親は心配で苦しさが湧いてきます。(私はそうでした。今は子供が楽しく通える園を見つけ、安心して送り出すことが出来ています。)
上にあげた以外にもみるべきポイントはたくさんあるでしょうが、多くのポータルサイトで取り上げられている内容なので、ここではほかであまり挙げられていなかったことを特に書いてみました。
この記事を読んだ方が、ご自身とお子さんに合う、良い園に巡り合うことを心から祈っています。
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