突然ですが、この問題を解いてみてくださいませ。
「子供が14人並んでいます。えいたさんの前には6人います。
えいたさんのうしろには何人いますか。」
ええっとええっと・・・
ちょっと待って・・・
ああああ
この問題は2年生の算数で子供が手こずる難問として知られているそうです。
大半が正解できないそう。
前や後ろなんてそんな簡単な言葉、小2なら分かってるでしょと思うのですが、実際にこうやって問題をみてみると、
なるほど、頭の中で少し手間取る感覚が分かります。
くま吉は解けるだろうか。。。
この問題、
鍵となるのは「前」という言葉の枠組みをどう頭の中で捉えるかだそうです。
幼児期にことばの力がうまく養われていない、というのは
ただ「言葉を知らない」という事よりももっと深い深いものらしいです。
(一見して分からないから怖い!)
「抽象的な概念の理解」や「9才の壁」に関わってくる話です。
この算数の問題は、認知科学や言語認知発達の第一人者今井むつみさんの本から引用しました。
言葉の力と思考力を育てるためにどうすればいいか、
この本には具体的な方法が書かれています。
大まかに言うと親子の対話と絵本の読み聞かせ。
「小学校以降で必要な語彙のほとんどは幼児期に読書から学ぶ」ということが書かれていました。
この本を読みながら振りかえると家庭で子供と話すとき、
親としてうまい対話と言葉遣いができていなかったなぁと反省しています。
2才3才期、私は子供二人を食べさせて寝かせてブログ書く(笑)ので精一杯だった!!!!
言葉遣いまで全然気を配れていなかった・・・・・・・・!
今からでもがんばろ。
ことばの力、思考力関係の過去記事