ガチでショックな出来事がありました。
先のブログを書いた後、
家族で歩いて公園に向かいました。
いつもの道をいつも通り歩いて
人通りの多い地点で
なんらかの障害を持つと思われる30才前後くらいの男性と母親らしき人が立ち止まっていました。
私の前方で夫とくま吉が男性の横を通り過ぎ
私とまる子(ベビーカー)も同じように通り過ぎる時
その男性が突然私のほうへズンズンと歩いてきて
怒った顔で髪を掴まれました。
引っ張られたのか、押されたのか
私は地面に倒れました。
髪を掴まれた瞬間に私が声を上げ、
前方にいる夫を呼んで、すぐに来たので
夫と男性のお母さんが止めに入って、男性が押さえられました。
私はすぐ立ち上がり、
進行方向から戻ってきたくま吉に
「あっちに逃げて」と言いました。
ビックリして動かないままのくま吉。
後ろを見れなかったんだけど、たぶんもう襲ってこない。でも怖い。
男性のお母さん(たぶん)が、申し訳なさそうに謝っている声が聞こえましたが
「いいですよ、気にしないでください」とは言えず、
後ろを見ることも出来ずに
私は急いで子供たちを連れてその場を離れました。
近所の道や公園を
福祉施設の職員さんと歩いている人たちの列の中で
何度も見たことのある人でした。
ひとりひとり軽く腕を掴まれながら歩いているところを見て、
子連れでそばを通るときは正直ちょっと緊張していました。
かといってあからさまに避けて歩くのは
失礼というか、差別的な行動はしたくないと思ったりもして
ほかの通行人同様にするよう意識していたように思います。
でもまた今日のような状況があったらすぐ踵を返すと思う。
でも
今日は。
少し遠回りになろうと、進行方向を別ルートに変えてもよかったのかもしれない。
それはたぶん、失礼や差別とは違う・・・。
男性が迫ってくるちょっと前、
一瞬ですが、男性が母親に対して気が立っているように伺えました。
「まさか赤の他人にそれが向けられることはないよな~」「立ち話してるそばを通ったこと何度かあるし〜」と
これも脳裏で一瞬の判断。そして、もうそれを思う頃には足が進行方向に進んでいて‥
だいぶ近い距離でしたが
それでも
歩く方向をギリギリでも変えていれば・・・・。
もっと早めに注意深くして男性の様子に気づいていれば‥。
普段地域でみかけていて
福祉と繋がっている人だと顔を知っていたから
怒りはなく、なにか「仕方のないこと」、のように感じて、脱力してしまった。。。たぶんだけど責任能力のない人で。
私たち家族は怖い思いをして
春の公園でくつろぐ気分ではなくなり
軽くお散歩して帰りました。
男性も、そのお母さんも(男性への呼び方や声掛けで勝手に判断)
嫌な気分だったと思う。情けなさそうに謝る声を背後に、お母さんの苦労も勝手に想像してしまった。
まる子はベビーカーに乗っていて、
フードがあったので何が起こったかほとんど見えていない分かっていないと思うけど
くま吉は・・・
別に気にしていないように振舞っていたけど
家に帰ってからよく話を聞くと
「もうあの道は通らない」と言いました。
あそこは安全じゃないから
歩きじゃなくて、自転車か車でしか通らない、と。
幼稚園通園ルートも変える、と。
幼稚園にきた警察からも(幼児向け指導教室)
「ああいうひとがいたらにげろ」って言われたんだ、と。
身の安全を脅かされた気分になったみたい。
(そらそうだよね)
泣きたかったのかなぁ・・・
ことの直後に抱っこしてあげればよかった。
家に帰ってから座って抱っこしていろいろ話をして、世の中にはああいう人もいる。でも私達は、大人は、くま吉をいつも守るから。逃げることの必要性とか、、
不安な時や怖い時は泣いて良いんだよ、と言ったけど・・・
ケアがこれで良かったのか・・・・
俗に言う不審者とはまた違うから説明が難しすぎた。
もう心配ないよ、と子供には言ったけど
私の心には、まだ不安が消えない。
あの瞬間と直後は私も泣きたい気持ちになってた。
夫が一緒にいないときだったら・・・。
子供に向かっていたら・・・。
自分だけでよかったけど、
自分も、ショックでした。
車や事故ではなく、人から身の安全を脅かされるということが(怪我がなくとも)、こんなにも怖いことだとは思っていなかったのです。
子供がいることだし普段の地域生活の中でもう少し気をつけたほうが良かったのか。。。どうなんですかね。
しばらくは忘れられなそうだし
同じ場所を通りたくない。
きれいに花の咲く、明るくて大好きな道なだけに悲しい。
気を取り直して
明日からはまた明るく。
夫の提案で防犯ブザーを持ち歩くことにしました。
その後の追記:
この出来事の当日(この投稿を書いた日)はなぜか気づかなかったけど、倒れた時に上腕をけっこう打ったようで、痛みが1週間、あざは2週間くらいありました。幸いなのは、くま吉の心にはこの出来事がそんなに残っておらず同じ場所を通るのも平気なことです。私も同じ場所を通るのは全く平気ですが近所であの男性をみかけるのでとにかく避けて生活しています。時折、保護者や福祉スタッフの方に怒っている姿を遠目に見かけるととても怖くなります。そして、あの時がたまたまそうだったのではなく、カッとなると日常的に暴力的になるところがある事も分かりました。私が被害にあった場所は、小学校のそばです。男性がよく通っている道は小学生の通学路でもあるんです。私の前を歩いて通った夫にはなにもなしで、女性の私には向かってきたということは、弱そうな人を選んで攻撃したってこと?子供にもありうると思うと本当に恐ろしいよ…
人に話すことで思い出すので正直嫌でしたが、同じようなことがまたあってはいけないと思い、その後地域の各所に電話連絡を入れました。
・福祉事務所
警察沙汰にしたいと思っていなかったのでまず地域の福祉事務所に相談の電話をしてみた。暴行してきた男性とは生活圏が同じなので、通所や散歩の時間など分かれば私のほうが避けて行動できると思ったため。
電話に出た方に、その旨を伝えようとするも(また障がい者への苦情電話がかかってきた…うっぜー)という感じでほとんど話も聞かずに「そういう話なら警察に行ってください」とのこと。
・警察の相談ダイヤル#9110
丁寧に話を聞いてもらう。私の希望(男性を逮捕して欲しいとは思っていない。同じような事が地域で起こらないように、保護者、福祉のほうで外出時はよりしっかり保護監視していて欲しい)旨を伝えたところ、地域の警察署の生活安全相談係にまず相談してみてはとのアドバイス。
・最寄警察署の生活安全相談係
詳しい話を聞いてもらう。被害場所にちょうど区が設置した防犯カメラがあり一部始終が映っていることが分かったが、データ保存期間が1~2週間なことがほとんどなのでもう残っていないだろうとのこと。(私が警察に電話するのを躊躇していたので期間はとっくに過ぎてしまっていた…)男性の通う通所施設は分かっているし、体格や持ち物の特徴などからおよそ特定できそうではあるが、福祉施設側が警察に対しどこまで情報を開示してくれるかが分からないらしい。また、特定できても、障害で責任能力がないのであれば正直なところ事件として扱うのが難しいと(そうだと思っていたし事件にする気もない)。被害届を出してもいいし、そこまでしたくないのであれば「相談記録」を残しておきます、とのこと。被害届は出さずに相談記録にしました。男性が再び誰かに加害を行った時の資料となるのはもちろん、通所施設(とその保護者)への注意勧告を警察から入れてくれるということでした。
被害届とか、おおごとにするのが嫌だなとか思ってたんだけど注意勧告ということもあるよね。もっと早く警察に電話すればよかった…。いざ当事者となると勇気がいりました。。
<相談ダイヤルでも警察署の方からも言われたこと>
「ためらいはあるかもしれない。警察と接点を持つことを嫌がる人もいる。だけど被害があった直後に110番してほしい。」
「また同じようなことがあったらすぐに110番」(直接被害を受けなくても、他の人が受けているのを見た、暴行でなく当該男性の様子が見ていておかしい、でも電話してとのこと。「大げさだ」とか思わなくていいそうです。)