6才4才子育て中のめぐみ(@ikuji_info)です。
当たり前の話ですが、
子供って「感情の名前」を一切知らずに生まれてきますよね。
物に名前がなければ呼べないように、気持ちの呼び名を知らないと周りにそれを伝えられません。自分でもうまく認識できません。
小さい子供がつらい体験をしたとき、親はそばで子を抱きしめ、子供の気持ちを「代弁」して対処することがよくあります。
その延長線上の話として
「感情の名前を知る絵本」を親子で読むことで、
コミュニケーションが取りやすくなり、
子供が自己理解を深めたり表現する助けになると思います。
感情を知る絵本
「きもち」(ジャナン・ケイン著)
「きもち」は様々な感情を1ページごとに描いている絵本。具体的なシーンがあるので子供も理解しやすいと思います。
・ノリノリ、幸せ、感謝、ワクワク、ほこらしい
・こわい、がっかり、悲しい、怒り、イライラ、恥ずかしい、退屈、ヤキモチ
著者ジャナンケインさんは、子供の感情に言語を与え、子供が言葉を使って感情を理解したり表現したりする力をつける為にこの本を作ったそうです。
「どんなきもち?」(ミース・ファン・ハウト著)
「どんなきもち?」も、
子どもが気持ちを伝えるのを手伝うために描かれた絵本です。
こちらは美しい魚のイラストと擬音語だけで感情を表現しています。
2~3才の子から楽しめて、気持ちの言葉に慣れ親しむのに最適です。
カラーモンスター(アナ・レナス著)
(通常オリジナル版と仕掛け絵本版があります。)
「カラーモンスター」は、
子供たちが自分の感情を把握し、
気持ちの整理や表現をする手助けしてくれる絵本です。
「嬉しい、悲しい、怒り、不安、穏やか」の5つの気持ちが、色とともに登場します。(最後はピンク(love?)も)
・かなしくなったら泣いてもいいのよ
・(不安なときは)一緒に良い道を探していきたい
など、私が親として子供に伝えたいメッセージが書かれており共感しました。
日本語訳をした大友剛さんのYouTubeに絵本読み聞かせ動画があります。おおむねの内容が分かりますので興味のある方は再生してみてください。
子供の感情を育てる・子育て本
「ちゃんと泣ける子に育てよう」(副題:親には子どもの感情を育てる義務がある)
タイトル通りの内容なのですがかなり奥深い本です。
他の育児本では読んだことのない目から鱗の内容で私は出会えてよかった本。何度か読んでいます。
別の出典として
「心が強い人は、居心地の悪い感情にどう対処するのか」というタイトルのこちらの記事では、
“精神力がある人は、感情に名前をつけることで感情がほんの少し和らぐことを知っている。(中略)「よし、私は今、不安だ」と考えるだけで、前進する手助けとなるのだ。”ということが書かれています。
ネガティブな感情の扱い、どうする?
ポジティブな感情表現(楽しいねなど)は、大人から沢山降ってくるし子供も使いやすいんですが、ネガティブな感情がね~
悲しい、不安だ、腹が立つ等といった感情の扱いは難しくて、大人でもつい目をそむけたくなったりうやむやにしてしまう事すらありますよね。
まるでつらい感情に耐えて自分の中でこらえるのが美徳かのように。
「ちゃんと泣ける子に育てよう」には、ネガティブな感情も言葉で認識し(必要があれば)他者と共有することができるように育ててあげたほうがいいと書かれています。(感情の社会化)
自分が今どんな気持ちなのか分かるだけでも違うし、それを信頼する人と共有できたら安心しますよね。
だから子供が泣いているときは、
泣き止ませようと右往左往せずに、
気持ちの寄り添いながら気が済むまで泣かせてあげて溢れる感情を受け止められる親でありたいのだけど現実は。。。
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