どうも~にゃーご(@ikuji_info)です。
教育に興味があるけどお受験系には熱心じゃないほうの人です~。(THE庶民派)
これいい!と思った所や気になった部分などをピックアップして感想をブログにしてみます。
以下のキーワードに興味のある親御さんには得る物が多い号だと思います。
・地頭力
・生きる力
・没頭体験
・探求的学び
・多様化する学び
・オンライン教育
・新学習指導要領
・安宅和人「シン・ニホン」
今回のAERA with kidsは花まる学習会や思考力UPのシンクシンク(アプリ)が有名な高濱正伸氏による特別編集号です。
子育ての軸
表紙にもなっているように、「子育ての軸」というのが本誌の大きなテーマでした。
コロナや休校期間、それにAI時代の到来、今までの教育に対する価値観が揺らいで変わって行く中、子供にどんな教育を受けさせればいいのか?
もはや「これをやっていれば正解!」という王道がなくなってきている今、子育ての軸、方針を持つということが大事としています。
夫婦間で子育ての方針を共有していくために、夫婦のコミュニケーションを見直しや「我が家の家訓を作ってみよう」というワークショップ的なものも紹介されていました。
そりゃ、夫婦でとことん自分たちの子育てのことを話し合うのって大事だと思うしやれるならやりたいのだけど…うちはまだそういう完全オープンマインドな関係にたどり着けていないんですよね。子供にかける温度差もある。とりあえず夫もこの雑誌を読んでたのでうちはもうそれだけでも良かったかな~と。はぁ
マシーン的な人間を育てるな!
この言葉も表紙に載っているので大きなメッセージになっていたかと思います。
「シン・ニホン」著者の安宅和人さんと高濱正伸さんの対談トークです。
個人的にかなりツボでした。(これが読みたくて買ったのもある)
”豊富な実体験に基づいた課題設定能力と解決力”、”データxAIを理解し駆使出来る能力”、”母国語と世界語”、そして何よりそれらスキル以前の”人間的マインド”が重要という話。
以前こちらの記事やこのYouTube動画でも安宅さんが似た話をしていますが
この対談では安宅さん自身の生い立ちや原点も話されています。
<参考>『シン・ニホン』著者の安宅和人さん「『マシン的な人』の価値は急減している」朝日EduA
このほか、
多様化する学びの場特集では、山村留学、探求塾、グローバル教育、通信制学校など近年話題の学校や塾を取材しています。オンライン教育の今や、今年始まった新学習指導要領で小学校の学びがどう変わったかなども特集されておりとても参考になりました。
教育雑誌なので中学受験や私立中高一貫校のトピックもあります(うちはまだ検討段階にも入っていませんが)
「おうち学びBOOK」には実験・思考・体験・本など子供が家で楽しく学べるヒントやアクティビティ、パズルが紹介されていてこれも良かったです。(別冊切り離しじゃなかったけどね)
共感した部分、参考になった言葉のメモ
・自分で決める経験を沢山していると将来も自分の好きな道に進んでいける(きのくに子どもの村学園堀真一郎)
・出来る範囲で多くの大人に触れる機会をつくることが大切(高濱正伸)
・格差や宗教、価値観など多様性あふれる環境の中で社会に変革を起こせる人が育つ(ISAKジャパン代表小林りん)
・「安心して失敗できる」この環境があって初めて考える力が伸びる(栄光学園数学教員井本陽久)
・自分たち家族の新しい常識を作る
・つまらないことをつまらないと感じる感性
書いてある内容や高濱氏の教えすべてに共感・賛同したというわけではないですが、全体としては参考になり買ってよかったと思えた2020年秋号でした。
AERA with Kids
Amazon Kindle版もあり
rakuten
プレジデントファミリーやアエラウィズキッズ、などなど教育雑誌をたまに買っています。
古い号は図書館で借りてます。