我が家は転勤族でおよそ両家の実家から遠い所に住んでいます。おまけに年1スパンで夫仕事都合の引っ越しがあったので慣れない土地での手探り育児。
そんな中、年1~2回子供を連れて実家に1~2週間帰っています。
2週間程度だとそこまで気づかなかったのですが、今回2人目里帰り出産での長期滞在により見えてくるものがありました。
自分のワンオペ育児の悲しい現実、実家の近くに育児環境があるママをうらやましく思う本音を書いてみたいと思います。
私のワンオペ育児の問題点
・子供を守る「全責任」を背負っている感覚から抜け出せない。
絶対目を離さない癖がついている。気を抜いていいときさえ抜ききれない。過保護気味。ストレス。これ子供の自立にもよくない。
・他の家庭内部のリアル育児が見えてない。
考え方が偏る。自分のやり方が正しいと思い込む。指摘してくれる人も少ないし、たまに実母や姉から言われても年数回にしか会ってないから「何もわかってないくせに」と思ってしまう。
・この子のことは私にしか分からない、できないという思い込み。
この思い込みのせいで自分を苦しめていただけでなく、今まで息子から「ママ以外の大人からの学びと経験」を奪っていた。
・感染症が怖い。
感染症にかかったとき手助けがない前提で暮らしてたので人一倍神経質になっていた。今は少々の風邪くらいは引いたっていいやと思える。
・不信感が強い。
普段保育施設や親兄弟に子供を半日以上任せることが非日常であるため、預けていても子供のことが心配。実家に長期滞在し、信頼してる人に子どもを見ていてもらう回数が増えて初めて、子供のことを心から人に託せるようになった。
・子供に依存している。
ワンオペ育児中、夫以外に関わりの深い人間は子供だけです。だから私自身子供にベッタリになってしまうし子供もそう。私に夫以外の拠り所がないように、子供も私以外に拠り所がない。
私は自分で言うのもなんですが子育て支援施設を始め色々出掛けて親しい知り合いや友達を多く作るほうですが、それでもやはり「ワンオペ育児感覚」ってぬぐえません。
実家で複数の家族と子育てして気づいたこと
・感覚的な話
母が在宅時や、兄弟家族・親戚が来ている間は私がふらっと消えて息子から目を離していても問題ありません。こういう状況が、私にとってすごく新鮮だったのです。別に特別頼んだわけでなくても、息子をみててくれる大人がいるという「ゆる~い感覚」。神経質にならなくっても、少々ほっといても大丈夫というコレに馴染むまでに数週間を要した私。今までどんだけ張りつめていたんだろう。
公共の場ではこうはいかないですよね。子から離れるときは誰かに責任をしっかり預ければならない。何か起こったとき「聞いてないから知らないよ」にならないように。
この「子供を100%の構えでみていなくてもいいんだ」という感覚の習得は、心が軽くなるもので、収穫でした。これまでは夫や家族がいてさえもなお、子供のことは“常にこの私が”気にかけておかねばならないという固定観念から抜け出せなかったです。だいぶ感覚的な話なので分かってもらえるかな…
・人の育児の考え方、やり方を知る
実家で兄弟親戚のナマの育児現場を見る機会が増えてから「目から鱗」が沢山です。実母が息子と2人でいるのを見るだけでも目から鱗がありました。
長くなるので次記事に続きます。