今日2才11ヶ月の息子を連れて歯医者さんに歯科検診に行ってきました。
ギャーギャー泣き叫ぶ息子を押さえつけることを想定し身構えていったのに、これが全然泣かなかった!
他の子供たちもみんなご機嫌でほとんど泣いていませんでした。
小児歯科なのでアンパ○マンがあったりDVDがついていたりとそれなりに子供への気遣いがあります。が、これまで行った似たような歯科ではそれでも2~3才の子供は地獄のごとく泣いていました。
2~3才の子供が泣かなくなる紙芝居
今回の歯科は美人な院長先生が現役ママで、子供の立場にたって検診や治療をしているのが特徴的でした。
中でも私が感心したのが、診察台に乗る直前に小さなテーブル席に座って先生が見せてくれた紙芝居のようなプレート数枚。
絵を見せながら、これからどんなことをするのかを先生が子供にやさしく説明してくれました。
これが本当に効いた!!
それまで不安顔だった息子、紙芝居見終わったら自ら診察台に向かった!
どんな紙芝居だったかと言うと…
私の下手な絵ですみませんが再現して紹介します。
ポイント① これからなにをするか、なにが起こるかの説明。と同時に子どもにどうしていて欲しいかの案内でもある。
ポイント② 手の位置を教える。親が押さえつける必要なかった!
ポイント③ いつもおうちでしてることとたいして変わらないという印象付け
ポイント④ 得体の知れないものが口に入ってくる?という恐怖心を取り除く
ポイント⑤ 器具の説明が案外大事
風が出る器具の説明時は紙芝居をパタパタあおいで子どもの顔に風をあてて説明してました。
実際の検査時に、吸引機のようなものを使う際もすぐに口に入れるのではなく息子にその機材を触らせて怖くないことを教えてから入れてくれたので泣かなかったです。
ポイント⑥ 痛そうな器具のカモフラージュ
歯石取りの研磨器具?みたいなものの説明。音や接触感があるのでともすれば恐怖の器具ですが、「くるくる」という陽気な表現をすることで子どもになんとなく楽しそうな幻想を与えてる。今回歯石取りに少し時間がかかり若干痛そうなときもあったけど「紙芝居で見たみたいにくるくるお掃除してるだけだよ~」と声かけして大丈夫でした。
このほか、ばい菌的なキャラを退治するシーンの絵も最後にありました。検診ではなく治療の場合は退治シーン多目の設定かも。
この紙芝居の要点は以下の二点だと思います。
● これから起こることをイメージできるようすることで、子どもの不安を取り除く
● こうしていて欲しいということが絵で伝えられるので子供がわかりやすい
子どもにはイメージが効果的
「痛くないよ~」「こわくないよ~」「大丈夫大丈夫」「すぐ終わるよ」
これまで病院の類いに行くときよく言っていたセリフ。これだけでは息子の不安を取り除けてなかった。具体的なイメージがあったほうが確実に伝わりやすいです。
歯みがきしないと虫歯になっちゃうよ、歯医者さんに行かないと虫歯になっちゃうよ~など脅しっぽい言い方をすると怖がって逆効果でしたが、こういう歯医者さんならポジティブな誘導ができてとても良かったです。
検診の結果
ここ2ヶ月程甘いものを食べることが増え虫歯を覚悟してたんですが、虫歯ありませんでした!!嬉しい。ただ、歯石はたまっていたようでそれをよく削ってもらい、ハミガキの仕方の指導も受けました。
今回の歯医者さん経験で、歯科に抵抗がなくなりまた行く!と言ってる息子。これからもおくちのケアを続けていきたいと思います。