泣き声がして、私も泣いて、
赤ちゃんはいったん連れていかれた。体を拭いたり計測のためかな。
私の方はいわゆる後産で胎盤を出したりなにやらまだ下の方を助産婦さんに世話になってる模様。
お股の状態を医師が確認して処置したりしてもらった。
すぐに夫を呼ぶか助産婦さんに聞かれ、『身の回りをきれいにしてからでいいです』と答えた。顔も髪の毛も汗にまみれてぐちゃぐちゃだし、下の方はまだ血がついてたりだったので。
しばらくして夫は先に赤ちゃんのいるほうに通されたらしく、夫が赤ちゃんを抱いて私のところにつれてきた。
初めて我が子をみた瞬間、
ほんとにほんとになんて可愛いんだろう!と心の奥底から感じた!!
母性というか愛情というか、
かわいくてかわいくてたまらない、という気持ち。
なので第一声は『かわいい~!』でした。
我が子は起きてるか寝てるか微妙なラインのほわほわした状態で、私の胸元に。
この子が10ヶ月のあいだお腹にいたんだなぁ~ やっと会えたね、としみじみ。
夫とともに『かわいいね』と何回いったかなぁ。
記念に写真やビデオをたくさん撮った。
夫がすぐに家族にもメール。
時刻は23時すぎ。
いつもは早寝早起きのうちの家族、寝るに寝られずそわそわしながら連絡を待ってたらしい。
赤ちゃんと無事出会えたこと、ほんとに感動でした。
夫も感動してたけど、産んですぐ通されずに少し待ってたことで涙のでるタイミングは逃してしまったみたい。しかも赤ちゃん見る前に助産婦さんに私の胎盤見せられたって言ってたし(;´д`) 見せんくていいのに…。
でもでも、病院の先生方や助産婦さん、スタッフのみなさんにはほんとお世話になりました。感謝の気持ちでいっぱい。とても幸せな日でした。うみながらタメ口でいろいろわがまま云いまくったのを、産んでしばらくして敬語で謝りまくりました(笑)
生んだ後はそのまま分娩室で子宮収縮の点滴を打ちながら夫と我が子と二時間ほど親子水入らずの時間を過ごしました。二時間は、点滴のためと、母体の状態を見ておくためみたい。
うんだ感動と興奮で気持ち的には元気で、体も元気なつもりだったけど、点滴をおえてからトイレに行こうとしたらもうフッラフラで一人で立てないわ歩けないわ。どうにかトイレに入るもあそこの感覚なくておしっこでたかわからない。取り合えず終えて、トイレから出ようと立つと、ひどい立ちくらみで目の前真っ暗になり倒れかけて助産婦さんに支えられました。
やはり自分が想像してた以上にすごい消耗しきってた。出血は正常範囲内、それでも500mlくらいだったかな。
危ないので車イスに乗りどうにかこうにか入院する病室へ。
頭が興奮で醒めやらなくて、でも体はボロボロに疲れはてて…。無理矢理寝ようとするもなかなか寝付けず、寝ても浅い眠り。その日は二時間くらいしか眠らずにお産に突入してほんとに睡眠不足なのにそれでも眠れずきつかった。
とにかく頭の中は生まれてきた我が子のことでいっぱい。初日は母子別室だったので早くまた会いたくてたまらなかった。それとこの感動と喜びを早く他の家族にも伝えたくて、でも真夜中だったので控えて、翌朝六時前に実母に電話かけちゃいました(笑)
自分の体はほんと疲弊しきったけど、無事産めてほんとよかったなぁと思います。産まれてきてきてくれてありがとう☆
ちなみに私、産前は無類の猫好きだったんですが、産んでからは我が子の虜で、猫への気持ちが嘘のように減ってしまいました。猫は普通に好きですけど前ほどじゃないです。
たぶん愛情のほこさきがなくて猫に行ってたのが、しかるべき愛情の向け先ができたからなのかなぁ。今は毎日かわいくて愛しい我が子と一緒にいれてほんと幸せです!!