2018年なにが一番良かったかというと、
長年悩んできた「吐き気を伴うひどい片頭痛」が「治った」ということです。
それまでは月に1~2回ひどい頭痛とそれに伴う吐き気があり、一番症状がひどかった時期は苦痛の大きさを例えると、”2人目の出産”より苦しかったです。
大の大人が布団をのたうちまわってトイレに這いつくばって吐いていました。横になってじっとしていられないくらいガンガン痛かった…。そこまでない中程度の頭痛がほとんどでしたが、それでもなにもできない状態で半日寝込んでました。それが月に1~2回、約23年間続いたんです。自分の頭の中に悪魔が住んでいる感じです。
日本の人口の4分の1が頭痛持ちと日本頭痛学会のデータにもあるように、頭痛に悩む人は多いので、「頭痛が治った話」が1つの参考になればと思い書きます。
(長いです。ご自身が頭痛ない方、周りに頭痛持ちがいない方はおもしろくないかも。)
頭痛の症状とはじまり
忘れもしない小学校6年生の体育の授業中。担任の先生は校庭を何周も走らせる人で、その日もなんの名目だったか分かりませんが10周くらい走らされていたと思います。走るのが嫌いで、やっとかっと走っていたら頭が痛くなり我慢したけど吐き気が出てきて保健室に行きました。早退して家についてもおさまらず頭の痛みで布団をのたうちまわってました。そばで見守る母の心配そうな表情をいまだに覚えてる。
それから月1~2回の頻度で片頭痛になる体になってしまいました。(長距離を走ったこととの因果関係は不明)
<私の頭痛は前兆があるタイプ>
カメラのフラッシュやLEDライトを見た後のようなチラチラが目に見え始めたら「これから地獄タイムのはじまりだよ」のお知らせです。
閃輝暗点というらしくこの前兆を持つ人は多いようです。ここに分かりやすい説明漫画がありました。
閃輝暗点中は、目がよく見えないので運転も難しくなるんですが30分以内におさまって、今度は頭痛が始まりだんだんひどくなってピークに達すると吐き気がきて、吐き気のピークを迎えてリバースするとちょっと楽になる。
その時点で手がビリビリしびれてるほどなんかもう体中がクタクタで、静かに横になって回復を待つ流れで半日が終わります。
<片頭痛の原因、誘発物質>
片頭痛の原因は詳しく解明されていないらしいですが、頭痛外来で教えてもらったのは頭痛日誌をつけて、どういう状況で頭痛になるか自己分析をせよ、ということでした。
私の場合は「砂糖の過剰摂取」「低気圧」「冷え」が重なると片頭痛がでやすいので気を付けていました。特にチョコレート・洋菓子とワインは取り過ぎると私にとって危険な食べ物だったんですが、ここ数か月はお菓子を食べまくってももう片頭痛が出ないという幸せ…!
<片頭痛の薬>
小学生で片頭痛持ちになってから、いろんな薬を試しました。会社で仕事をしていた時は、休めないことのほうが多かったので市販の頭痛薬イブやロキソニンでなんとか気休めをしてしのいでましたが、症状が完全におさまるわけでもなく、副作用もありできるだけ飲みたくなかった。
そして、NHKのためしてガッテンでみたんですが市販の頭痛薬にずっと頼り続けているとだんだん効かなくなるどころか余計ひどくなるパターンもあるらしいです。
3~4年前行った頭痛外来では予防薬治療を薦められ、今イチオシの方法だよ!ってことでしたが授乳中で薬が飲めず、数か月毎日薬を飲むのも嫌だったのでやらなかったです。
片頭痛はどうしたら治るのか
片頭痛ってどうやったら治るのか??
小学生の時からずっと気になっていました。
あるとき、医者の友達に聞いたらこう言われた。
「偏頭痛持ちをすぐ直せたら俺ノーベル賞もらえるから。ていうかオレ自身実は片頭痛持ちで困ってる。」と。
医者本人でも治せない。それが片頭痛。
妊娠出産でホルモンバランスが変わると頭痛が減る?
という話も聞いたことがあって、実際くま吉妊娠中は頭痛が出ても軽く済むことが多くてうれしかったです。が、喜んだのもつかのま、出産後しばらくしたらまたひどい片頭痛が戻ってきたのでホルモンバランスに左右される一時的なものだった様子。
治らないと諦めていたのに治った
特効薬もあるけど、私はあんまり効かず、副作用で気持ち悪くなるし、「治る」どころか「苦痛をなくす」ことすら諦めてました。
それがそれが、、、もう半年近くになるかな?片頭痛が起きてない!!!
春頃、「あれ~ 最近の頭痛、前兆がないなぁ」となって、そのころからだんだん頭痛の症状が軽くなりました。
そしてフェードアウトしていくかのように頭痛が起きなくなった。
軽い頭痛はいまだにたまにあります。でもカロナールで治まる程度なのでさほど気にならない。
これまでのような「前兆チラチラ→頭痛→吐き気」という流れの片頭痛は消えた!!
片頭痛が治ったのは年を取ったから?
昔チラッとどこかで読んだか聞いたかしたことがありました。
「年を取ったら治る」という話。
たぶん、私は年を取ったから治ったんでしょうな。
年取って、体は不具合が出てくるばかりだと思っていたら、片頭痛が治るとは。
チラッと検索したら加齢による脳の動脈硬化が要因という説らしく、それってどうなん・・・ちょっと怖くなったんだけど、加齢による動脈硬化はだれでも多かれ少なかれあることだろうからいいか。いやでも「高齢」じゃないしなぁ。
以下引用
慢性的な偏頭痛に悩まされる人は少なくないが、高齢になると解放される場合が多いという。神経内科が専門の医師・米山公啓氏がそのメカニズムを解説する。
「脳内を通る血管が拡張し、周囲を圧迫することによって起きるのが偏頭痛です。加齢により脳血管の動脈硬化が進んで、血管が広がりにくくなると頭痛は起きにくくなります」
動脈硬化も悪いことばかりではないようだ。
偏頭痛や花粉症などは年を取ると症状が軽くなることも
News Post seven
実は片頭痛以外のことで循環器内科にかかってるんですが次の検診時に先生によく聞いてみようと思います。
片頭痛を抱える人の気持ち
片頭痛の前兆が出たら「あぁ、、またか。。。」と毎回毎回本当に心底残念な気持ちになりました。自分の脳を恨むほど。
楽しみにしていた日に頭痛に見舞われた日は本当に悲惨だったし、大事な日がある前から「この日に片頭痛にならないといいけど…」と不安にもなりました。幸い受験や面接、結婚式など人生の節目で片頭痛にならずに済みましたが、、、出産し、育児中の片頭痛がつらかった。3年半前の記事
周りの大人や仕事は事情を理解して待ってくれるけど、赤ちゃんや子供はそうじゃないから、乳やテレビに頼ってなんとかかんとか乗り切ってきました。前兆が出始めたら、クローゼットにしまってある「久しぶりのおもちゃ」を出したり、YouTube子供向け番組をつけて見せるくらいしか対処できませんでした。とにかく早く頭痛と吐き気がおさまるのを祈るしかできなかった。
片頭痛って、いつ起こるか本人も分からないんですよね。
だから「偏頭痛になりそうだから仕事の段取りつけとこう」「来週片頭痛になりそうだから一時保育に預けよう」「明日片頭痛になりそうだからパパにこれ頼んでおこう」なんて計画出来ないし、出かける準備をして「さぁでようか」と思った瞬間に片頭痛の前兆が始まったりする。自分だけならまだしも、周りの人や家族にも影響してくるのがとても嫌でした。
休日、家族で楽しんでるときに偏頭痛になることもしばしば。そのたびに文句ひとつ言わず家事育児を請け負って見守ってくれた夫には感謝しかない。偏頭痛の時はかなり頼っていたけど一度も拒否されないどころか、いやみを言われたことがない。私だったら言ってしまいそう…。もしそういう理解やサポートがなかったら、体の苦痛だけじゃなく、精神的にもすり減ることになっていたと思います。
片頭痛は大病とは言えないかもだけど、つらいです。一生付き合っていかないとならないと思っていたのが、こうして加齢とともに治ったのを思うと「年を取るっていいね」という心境です。
あ、実は、
今月、もうすぐ35才になります。
四捨五入したら40才!!!!
アラフォー突入。アラフォーかぁ。
34才から一気に40才になるような気分。
素敵なアラフォーになりたい。
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__2018年振り返り続き__
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