破水したことを助産婦さんに伝えると すぐに分娩室に歩いて移った。
分娩台に乗ると、周りには約3名の助産婦さんがついており、1人は股の前に常にいて、後の2人は臨機応変に動いていた。
初めは横向きになって 痛みに耐える。赤ちゃんがまだ降りきってない。今降りてきてるところらしい。まだまだかかりそうな予感。
痛いときに、助産婦さんが お尻の穴から背骨付近をガッッ‼と抑えてくれると痛みが和らぐ。
細身の助産婦さんよりもちょっとがたいのいい助産婦さんが腕全体で押してくれると楽だった。
がたいのいい助産婦さんが どこかへ行っちゃったので 「あのさっきのガタイのいい人がいいです」と何度も言おうと思った
けど言えなかった。
仕方なく、細身の助産婦さんにちょうどいい場所を伝える。
「もっと上のあたり!そこそこ!!」
この辺から痛みがズンズンきて、タメ口になってた。
「み、水ぅ!!」
「あー、痛い痛い痛い」
初産の時、大絶叫した恥を思い出し、できるだけ小さい声で耐える。
しばらくすると 足を踏ん張りたい感じ(いきみたい感覚)になってきた。それを伝えると横向きではなく仰向けになったほうがいいと言われ分娩台の上で仰向けになり股全開の 出産定番スタイル。
このとき子宮口は全開。
赤ちゃんが 今旋回したとか助産婦さん同士で話しているのが聞こえた。
陣痛のたびに、もともとあった痛みに、メロンみたいなうんこしたい感が加わる。
自然と体がいきんだところ、助産婦さんから誉められる。
お、これでいいのだ??
陣痛の波がくるたびに、うまいいきみかたを指示してくれて、その通りにすると痛くない!!
しかも赤ちゃんじわじわ降りてきてるのを感じる!!!
え??ていうかもう??
はやくね??
時計を見ると破水した時刻から50分くらいしかたってない。
これは!!!
いけそう!!!
産めそう!!!
前みたいにぐだぐだ長引くお産にはならなそうだ!!
ワタシヤレルヨ!!!
初産の時は 全く先が読めない不安で助産婦さんにあと何回これしたらいいの?いつ終わるの?いつまでかかるの?何時までかかる?としつこくしつこく何十回も聞いていた私。
今回は 体感として先がみえたのですごく冷静でいられた。
それといきみがうまくできた理由として、助産婦さんの細かい声かけアドバイスや 励ましが凄く的確だったことが大きい。詳しくはまた別で書きます。
それから、スピード出産なのはいいけど 進みが早かった分、あそこがビリビリに裂けたかもね?と 産みながら冷静に思っていたら、ほとんど裂けてなくて産後も痛みなし!奇跡。
これも助産婦さんの仕事のおかげ。
なんと彼女たち、分娩中に、あることをしていてくれたのです。
そのあることとはなんでしょう???
つづく